どうも、nomiyaです。
有名アーティストが結構な割合で使っているのがこのBognerというアンプ。これは高級なブティックアンプとして名が高い、素晴らしいギターアンプです。
そして記事のタイトルから誘われてこのページを見てくれたあなたは、このBognerってアンプの音を出したいと思っている人、ですよね。
今回はギターをBognerの音に近づけたいという人に向けて「Bognerのアンプの音がモデリング、シミュレートされているエフェクター(アンプシミュレーター)」等をまとめました。
基本的には「ecstasy」とか「uberschall」をモデリングしたものが多いですが「shiva」もちゃんとありますので安心してください。
では紹介していきます。
目次
1.エフェクター編
①AMT ELECTRONICS「B-1」
Bogner Sharp Channel がシミュレートされたエフェクター。
アンプのリターンに接続してあげるとBognerの風味の音質になるといわれている。
②AMT ELECTRONICS「B-2」
Bogner Triple Giant がシミュレートされたエフェクター。
こちらも同様アンプのリターンに接続してあげるとBognerの風味の音質になるといわれている。
かなり良く歪むようなのでメタル向きっぽい。
③Wampler Pedals「Euphoria」(旧名:Ecstasy Drive)
Bogner Ecstacy と伝説のギターアンプDumbleが再現されているオーバードライブ。
スイッチにより、Ecstasy(crunchモード)とDumble(smoothモード)への切替が可能。
原音重視系のエフェクターでありながら、ゲイン切り替えスイッチのおかげでクリーン~クランチまで幅広く音作りができる万能機。
また、旧「Ecstasy Drive」との違いは名称だけで、回路などは全く同じ。
この「Euphoria」についての詳細はこちらを参考に↓
Wampler Pedals 「Euphoria」マニュアル
④VeroCity Effects Pedals「XTC-B」
Bogner Ecstasyのクランチ~ハイゲインが再現されたエフェクター。
コントロールは「Gain、Volume、Presence、Treble、Middle、Bass」となっており、非常にアンプライク。
また、ブーストスイッチも搭載されているので、これでもゲインを上げることができる。
VeroCity Effects Pedals「XTC-B」操作説明書
⑤VeroCity Effects Pedals「XTC-B2」
Bogner Ecstasy 101Bの「2Ch(青:クランチ)」と「3Ch(赤:ハイゲイン)」が詳細に再現されたエフェクター。
「XTC-B」には無かった3PRE EQと青と赤のチャンネル切替がトグルスイッチでできるようになっている。
VeroCity Effects Pedals「XTC-B2」商品紹介ページ(BIG BOSS ONLINE MARKET)
⑥VeroCity Effects Pedals「XTC-B3」
Bogner Ecstasy 101Bの「2Ch(クランチ)」と「3Ch(ハイゲイン)」が詳細に再現されたエフェクター。
「XTC-B2」と比べて、青と赤のチャンネル切替がフットスイッチでできるようになっていたり、Presenceスイッチが追加される等、更に利便性や音作りのしやすさが向上している。
VeroCity Effects Pedals「XTC-B3」商品紹介ページ(BIG BOSS ONLINE MARKET)
⑦VeroCity Effects Pedals「Uver」
Bogner Uberschall が再現されているエフェクター。
コントロールは「Gain、Volume、Treble、Middle、Bass」でこちらも「XTC-B」と同様なアンプライクさがある。
ゲインブースト可能なフットスイッチと、トーンの種類を切り替えられるトグルスイッチも搭載されているので、幅広い音作りが可能。
VeroCity Effects Pedals「Uver」操作説明書
⑧VeroCity Effects Pedals「FSH34」
Bogner Fish の「Brown Ch(クランチ)」と「Shark Ch(ハイゲイン)」プリアンプ部が再現されたエフェクター。
コントロール部の構成は実機同様で、
Brown:「Volume、Treble、Middle、Bass、Gain」
Shark: 「 Volume、Treble、Bass、Gain」+「3-position bright switch」
となっているようです。
アンプライクというよりかは完全に持ち運べるアンプ状態です。
音作りも本物のアンプを使用するような感じで楽しむことが可能。
VeroCity Effects Pedals「FSH34」商品紹介ページ(BIG BOSS ONLINE MARKET)
⑨Bogner「Ecstasy Blue」
Bogner Ecstacy のブルーチャンネルが再現されているオーバードライブ。
Bogner Ecstasy 風味の味付けが歪みに付けられる。
「volume、treble、middle 、bass、gain」と本物のアンプのような操作感で音作りができる。
ボードに収まりやすいようにサイズダウンされ、半分ほどの大きさになったBogner「Ecstasy Blue Mini」もある。
⑩Bogner「Ecstasy Red」
Bogner Ecstacy のレッドチャンネルが再現されているオーバードライブ。
こちらも「Ecstasy Blue」と同様にBogner Ecstasy 風味の味付けが歪みに付けられる。
当たり前かもしれないけど、どちらも完全に似せてこないあたり戦略を感じる。
(似せすぎるとアンプの方が売れなくなっちゃうからね・・・。)
また、こちらもボードに収まりやすいようにサイズダウンされ、半分ほどの大きさになったBogner「Ecstasy Red Mini」がある。
⑪Bogner「Uberschall」
Bogner Uberschall が再現されているディストーション。
上記のEcstacy BlueとRedよりも安く売られていることが多い。
マルチエフェクター等でもモデリングが搭載されていることが多く、他の手段でも手に入れやすい音だから安くなっているのだろうか。
⑫goosoniqueworx 「Seventh Heaven」
(↑右へ行くほど新しいモデルのようです。)
歪みの質からBogner Ecstacy をもとに再現されたエフェクターではないかといわれている。
2channel(グリーン・レッド)搭載のため、クリーン~ハイゲインサウンドまでなんでも対応できる超万能機。しかもboostまでできる。
音質もさながら使用感も本物のアンプのように使用できる個人的に最高の歪み系エフェクターです。
ただし流通の数が少ないのか、めったに市場に出回らないため手に入れるのが難しいところが最大の難点。
基盤のレイアウトが出回っているので自作できる人は自作してみてもいいかもしれない。
自分は新品がオークションに出品されていたところを偶然見つけたので即決価格で購入。
今ではエフェクターボードの核です。
2channel(グリーン・レッド)が搭載されている本機はEcstasy BlueとEcstasy Redのハイブリッドのような立ち位置になる。(と思う。)
2.マルチエフェクター編
①ZOOM ( ズーム ) 「MS-50G」
Bogner Ecstacy をモデリングした【BGN DRIVE】(CH3:リードサウンド)というエフェクトが入っている。
このマルチの魅力はマルチエフェクターの中でも突出した小ささと安さになると思います。
マルチは基本的にでかくてエフェクターボードに導入するとかなり場所をとってしまいますが、これはマルチのくせにBOSSのエフェクター(OD3とかBD3)ぐらいの大きさしかないので取り回しがしやすいのが強い。
しかも、値段は1万円もいかない程の価格。音もなかなか良い感じでした。
よく言われるデジタル臭さというものは否めませんが、それでもこの価格と場所をとらないサイズであることは魅力的。
小さめのエフェクターボードがお好きな方にはなかなかオススメ。
でも、肝心なBognerの音を求めるために買うものではないかも。
この「MS-50G」のエフェクトなどの詳細はこちら↓↓↓
MS-50G 搭載エフェクトリスト(アンプモデル解説 p10~13)
②ZOOM ( ズーム )「G1 FOUR / G1X FOUR」&「 G3n / G3Xn / G5n」
↑「G1 FOUR / G1X FOUR」(値段は1万円ぐらい)
↑「G3n / G3Xn / G5n」(値段は1万5千~3万ぐらい。こっちのほうがかっこいい。)
どちらの機種にもBogner Ecstacy のブルーチャンネルをモデリングした【XtasyBlue】というエフェクトが入っている。
また、旧型の「G1on/G1Xon」にはBogner Ecstacy (CH3:リードサウンド)が入っている。
(ちなみに、B1 FOUR / B1X FOUR / B3n のように頭に[B]がついてるやつはベース用モデルである。)
こちらも①で紹介した「MS-50G」と同様にBognerの音を求めるために買うものではなさそう。
しかし、マルチにしてはやはりリーズナブルなお値段なので、他のエフェクトにも興味があればお買い得かもしれない。
この「G1 FOUR / G1X FOUR」&「 G3n / G3Xn / G5n」のエフェクトなどの詳細はこちら↓↓↓
G1 FOUR / G1X FOUR 搭載エフェクトリスト(アンプモデル解説 p9~11)
G3n / G3Xn / G5n 搭載エフェクトリスト(アンプモデル解説 p8~9)
③BOSS「GP-10」
Bogner Uberschall をモデリングした【BGNR UB】というエフェクトが入っているようだ。
音の好みの問題にもなってくるが、Bogner Uberschall アンプの音を出したいだけなら自分は1-⑪で紹介した「Uberschall」で十分だと思う。
この「GP-10」のエフェクトなどの詳細はこちら↓↓↓
④HEADRUSH 「PEDALBOARD」&「GIGBOARD」
Bogner Ecstacy をモデリングした【RB-01B RED / RB-01B BLUE / RB-01B GREEN】というエフェクトが入っているようです。
RED:ハイゲイン
BLUE:クランチ
GREEN:クリーン
で幅広く音作りができるみたいですね。
予算的には「PEDALBOARD」は約14万円で「GIGBOARD」は約7万円します。
まあ、他のアンプモデリングやエフェクトとかに興味が無いとBogner Ecstacyのモデリングだけのために買う気は起きない値段ですね。結構お高いマルチですから。
このエフェクターのアンプモデルの詳細についてはこちらのサイト様で分かりやすく紹介されているので購入前には一度見てみるべきだと思います。↓↓↓
HEADRUSH PEDALBOARDとGIGBOARDのアンプモデル
⑤Line 6「POD HD」
Bogner Uberschall をモデリングした【Bomber Uber】というエフェクトが入っているようだ。
こちらも同じくBogner Uberschall アンプの音を出したいだけなら自分は1-⑪で紹介した「Uberschall」を買った方がいいと思う。
この「POD HD」のエフェクトなどの詳細はこちら↓↓↓
POD HD製品マニュアル(アンプモデル解説 6・12-6・13)
⑥Line 6「Helixシリーズ」
Bogner Uberschall をモデリングした【German Ubersonic】と
Bogner Shiva をモデリングした【German Mahadeva】 というエフェクトが搭載されている。
ようやく出てきましたね Bogner shiva。
shivaのモデリングがされているエフェクターはあんまり無いです。
もっと増えればいいのに。
一番大きいサイズの「Helix Floor」は16万ぐらいでとても高価ですが、一番安い小型の「HX stomp」はまだ7~8万円ぐらいで買えます。
かなり高い機材の部類になってしまうのでこの辺は少し悩むところであるとは思いますが、shiva好きでかつマルチエフェクターの購入を考えている人は「HX stomp」などのHelixシリーズを導入してみても良いかもしれないですね。
この「Helix」シリーズのエフェクトなどの詳細はこちらのページから確認できます。↓↓↓
Helix製品マニュアルページ(※このページから「アンプ/エフェクト・モデル一覧」が確認可)
⑦HOTONE「AMPERO」
Bogner shiva(20th Anniversary)をモデリングした
【Glacian Clean】(CH1:クリーンモード)
【Glacian Drive】(CH2:ドライブモード)
Bogner Ecstacy をモデリングした
【Bogner XT Blue V】(Vintage mode:クリーン~クランチ)
【Bogner XT Red V】(Vintage mode:クリーン~クランチ)
【Bogner XT Blue M】(Modern mode:ハイゲイン)
【Bogner XT Red M】(Modern mode:ハイゲイン)
というモデリングエフェクトが搭載されているようですね。
Bognerのモデリングエフェクトがたくさん入っています!さらにshivaがちゃんと入ってるってのが素晴らしいですね。
しかも値段が約5万円で比較的購入しやすい部類に入るし、他の有名アンプのモデリング、エフェクト等もたくさん入っているのでこれはなかなかよさげな感じです。
公式HPに「AMPERO」の他アンプモデリングやエフェクトなどの詳細やサンプル音源があります。↓↓↓
3.その他
①HOTONE「SIVA BOOGIE」
Bogner shiva がモデリングされた超小型のアンプ。価格も比較的安価で入手しやすい。
この価格帯でshivaのモデリングがされているものは他に類を見ない。というかshivaのモデリング自体がレアなので・・・。
こんな状況の中こういったアンプが出てきてくれるのは非常にうれしいですよね。
ただ、この「SIVA BOOGIE」に関してはレッドチャンネルのようなものがない様なので
これ単体ではクリーン~軽いクランチ程度までしか歪ませられない感じですかね。
公式HPに詳細やサンプル音源があります。↓
4.補足とまとめ
《補足》
Bognerのアンプは元々、マーシャルアンプの改造からできたと言われており、確かにサウンドの種としては少し似ている感じがします。
なのでマーシャルでも比較的Bognerに近い音作りはできるかもしれないです。
Bogner系の機材は比較的高価で手に入れづらいものが多いので、マーシャルでBognerサウンドに近づけていくのも悪くないと思います。
・・・余談ですが、shivaのモデリングとかシミュのエフェクターって他に比べてなんでこんなに少ないんですかね?
需要はあると思うんですが何か大人の事情ってやつなんでしょうか・・・。うーん。
《まとめ》
最後に、紹介したどのエフェクターも高額なものが多いです。
特にマルチエフェクターはかなり高額で決して安い買い物ではありません。
そして、こういったエフェクター類はそれぞれ音質や操作感に違いがあるので好みの問題などが発生してくると思います。
以上のことから購入時は実際に店頭で試奏させてもらうか該当するエフェクターの動画を見漁ってから購入することをお勧めします。
こちらで紹介したエフェクターのほかにもまだ色々あるかもしれませんが、この記事がBogner系の音作りがしたい人の参考になれば幸いです。
今回はおわり