nomiyaです。
自分の使ってる自宅用のアンプ、どうですか。満足してますか?最近なんか物足りないなーと感じてませんか。
ギターを初めて慣れてくると、初めに持っていたアンプでは満足できなくなってしまうんですよね。
「もっと澄んだようなクリーントーンを出したい」、「歪みが足りない」とか色々な音を良い音で出したいなーという不満。
そして、もっとギターの技術を上げて上達したい。
という二つの悩みがあるのではないかと思います。
自宅アンプのYAMAHAのTHRはこんな悩みを解消してくれる一つの方法になり得ます。こいつはコスパが良く音も良い。
廉価版のTHR5もありますがそちらよりも私はTHR10を推します。
理由としてはTHR10の方が細かい音作りや色々な音作りがし易いからです。
その辺の違いも含めて今回はそんなTHR10の紹介をしていきます。
自宅アンプに物足りなくなった、更なる上達を目指す人にオススメできるアンプです。
※次世代機の「THR10Ⅱ」も発売されています。
「THR10」から更にアンプモデリング数などが増え、より機能的にパワーアップしています。
その違いや注意点等についてはこちらの記事を参考にしてください。↓
目次
1.非常に良い音がでる
当然、良い音作りにこの条件は外せないですよね。
プロご用達である有名アンプがコピーされており、横長のケーキの箱ぐらいの小さなアンプから本物の真空管アンプのような音を出すことができます。
特にクリーンのトーンは最高です。フロントで弾いた時にはそれはもうとても甘く上質な音がでます。もちろんクリーンだけでなくクランチ、ハイゲインなどの歪ませたサウンドも自宅アンプでここまでいい音が出るのかというくらい素晴らしいです。
THR10にはモデルが3種類(THR10・THR10C・THR10X)あり、それぞれシミュレートされているアンプが異なります。
どれも素晴らしい音なので後は音の好みの問題だと思いますが、個人的にはTHR10Xをおすすめします。
理由としては3種アンプの中で一番歪ませることができ、音作りの幅が広くとれるからです。
クリーン~ハイゲインまで幅広い音作りがしたいなら間違いなくこれ。
公式紹介ページに詳細情報と音源がありますので、これを聞いたうえでどのモデルがいいか検討するのが一番いいかなと思います。
URL→THR Guitar Sound
また、どのモデルにも搭載されているリバーブなどの空間系エフェクトは、非常に上品さを感じさせる素晴らしいものになっています。
空間系エフェクターに定評があるYAMAHAだけあってこの辺も隙がありません。クリーントーンの良さにこのリバーブを足したら最高なことは言うまでもないでしょう。
自分は結構歪んだ音が好きだったのですがこのクリーントーンとリバーブの良さを味わってからは歪の無い音も大好きになりました。それぐらい良いんですよこれ。
良い音で練習できればモチベーションの向上もしますし、音の感性が良くなるので上達のスピードも速くなります。
そしてなにより、弾いていてとても楽しいということがこのアンプを推せる最大の理由ですね。
ヘッドホン端子もしっかり付いているので周りを気にせず24時間いつでも練習することが可能です。
もちろん、そのままアンプスピーカーから音を出すこともできますし、AUX端子・USB端子も付いているので音楽プレイヤーやPCで好きな音楽を流しながらセッションすることもできます。
チューナー機能も付いていて、わざわざクリップチューナなどをつける必要もなく便利です。
チューナーっていざ使おうと思って探すとなかなか見つからないことありませんか?
なので地味にこういった機能がアンプについているというのは嬉しいですよね。
2.色々な音作りができる素質を持つ万能機である
FLATモードなるものがあり、このモードではアンプシミュレーションを通さない素の音が出るので「AmpliTube」や「Guitar Rig」などのアンプシミュレーターとの相性も抜群です。
THR10のアンプシミュレーション以外にもたくさんのアンプを使用することができるようになるので音作りの幅も広がり、非常に面白いです。
色々な音を作っていくことで音作りの技術も上がっていくのでこのような拡張性があるってのはいいですね。
BASSモードでは、その名の通りベースアンプとして使用することができます。なのでサブでベースを所有することも可能になります。
自分の考えではありますが、ギターの技術や音楽の知識を高めてより上達したいと考えているのであれば、一度ベースもやってみたほうが良いです。
なのでサブでベースを弾くことができる環境を作れるというのは今後の成長のために重要になってきます。
さすがに本物のベースアンプには劣りますが、こういった便利な機能が付いている点も見逃せませんね。
また、FLATモードでAmpliTubeのベースアンプシミュレーションを使ってみてもなかなか良かったので試してみてください。
3.小型でおしゃれ、見た目が良い
自宅用アンプにおいて小型だということはとても重要です。かといって小さすぎると今度はちゃちい音になってしまうので、そうならないような大きさに絶妙に調整されていると感じます。
また、このアンプは電源を入れると内部がオレンジ色に光ります。音も相まって自宅で本物のアンプを触っているかのような感覚になれて、とてもテンションが上がります。
見た目の良さもモチベーション維持のため必要だとには個人的には思いますのでこういった所にも抜かりが無いのはすごいですね。
4.これ一つで録音環境が揃う
DTMソフトの中でもとても有名なCubaseのバンドル版である「Cubase AI」が無料で付いてきます。
「Cubase」は数多くの有名アーティストに使用されているDTMソフトです。よくある30日無料体験版みたいなものではなく永久に無料で使えます。
また、この「Cubase AI」から上位版の[Cubase Pro]、[Cubase Artist]、[Cubase Elements]に割安でアップグレードすることもできます。
「Cubase AI」を使ってみてDTMに興味が出たらアップグレードしてみるといいかもしれませんね。
※Cubase AIの機能などの詳細→Cubase AI 紹介ページ
※Cubaseのグレード間の違い→Cubase シリーズ機能比較
そして極めつけは、USBでアンプとPCを接続するだけで簡単にこのCubase上に録音することができます。
本来、ギターなどの録音にはオーディオインターフェースという機材が必要なのです。
しかし、このアンプはオーディオインターフェースとしての機能も持っているため、このアンプ一つを購入することで簡単に録音環境も作れてしまう訳です。
しかも、レイテンシー(※録音時に音が遅延して聞こえること)も全く感じない快適な録音環境を提供してくれます。
また、録音することで自分のプレイを見直せますし、客観的に聞くと意外と音作りの悪いところや自分のリズム感の狂っているところなどがわかります。
逆もしかりで、弾いた時はいまいちでも見返してみると意外と上手く弾けているなんてこともあります。
このように自分のプレイの長所・短所を客観的に見ることで更なる上達につなげることができます。
先述した通り、このアンプはベースのアンプとしても使用することができるのでこれ一つあればギターとベースを録音しドラムなどを打ち込めばお手軽に作曲ができるようになります。
5.コスパが非常に良い
値段はTHR10で約3万円。廉価版のTHR5は約2万円で買えます。この数字を高いと見るか安いと見るかですが、自分的にはここまでのクオリティで3万は安いと感じてしまうくらいです。
しかもこれを一つ買って何年も使用していくことを考えるとこの性能・機能でこの値段は非常にコスパが良いと考えられます。
かくいう自分も5年以上は使用してきたので3万円分は余裕で使い倒した感じはありますね。多くの利点などを実際味わってみて本当に買ってよかったなあと感じます。
6.THR5とTHR10の違いは?
一言で簡単にいうと音作りのし易さ、幅広さが違うという感じです。
THR5には先程述べたFLATモードもBASSモードもありませんし、トーンノブも一つしかないです。
公式ホームページQ&AにTHR5とTHR10の違いがすごい分かりやすく詳細に説明されてます。後悔しないためにも一度見てみることを勧めます。
7.最後に
このアンプには上達を促してくれる要素がたくさん詰まっています。
そしてなによりいい音で弾けることは楽しいです。
次のステップとして皆さんもTHR10の導入を考えてみては。
今回はおわり