どうも、nomiyaです。
エフェクターボードの作成については、色々な固定方法があると思いますが、その中でもオススメできない固定方法があります。
そう、エフェクターの固定では最も一般的になっているマジックテープです。
安価で簡単に固定できるということで人気がありますが、私からはお勧めできない固定方法です。
今回はその「マジックテープでの固定」がおすすめできない理由について紹介していきたいと思います。
また、好きで「マジックテープでの固定」をしている方はごめんなさい。
これはあくまでも個人的な意見です。
目次
1.当固定方法のデメリットについて
マジックテープ(ベルクロ)での固定方法については、まずエフェクターとマジックテープを接着する必要があります。
そして、固定については更に粘着力の強さで2通りに分けられると個人的に考えております。
「粘着力が弱い(剥がしやすい)マジックテープを使用した場合」と「粘着力が強いマジックテープを使用した場合」の2通りです。
それぞれでデメリットが異なります。
メリットについてはどちらの場合も「簡単・安い・配置換えが楽」と言われています。
確かに簡単で安いし、楽に配置換えができるとは思います。
しかし、これに対してのデメリットが気になる人は本当に気になってしまうのです。(私がそうです。)
さて、以下よりそのデメリットについて説明していきたいと思います。
①粘着力が低い(剥がしやすい)ものを使用する場合
この場合、「十分に固定できない。運搬中に配置が崩れる」というのがデメリット。
「剥がしやすい、ベタベタしない」を売りに販売されているものを使用した場合です。
確かに剥がしやすくベタベタしないのはいいんですが、その分エフェクターとマジックテープを接着している面の粘着力が低いので取れやすいです。
また、面ファスナー部の接着力も低いことが多い。
つまり、「剥がしやすいものほど剥がれやすい」です。(当たり前ですが・・・)
そのため、揺れにも弱く、気を使って運搬しないと簡単にボード内がぐちゃぐちゃになります。
ひどい場合だと更にエフェクターが損傷することもあります。
そのため運搬するときは、まるでスーパーで買った卵を運ぶ時のように気を使いながら運搬しなくてはいけないので本当に大変。
また、マジックテープで固定することの一番のメリットは「配置換えのしやすさ」にあります。
しかし、配置換えをするためにエフェクターを何度も取り外ししていると、少しずつエフェクターからマジックテープが剥がれてきます。
最終的にはボードから剥がしたときにマジックテープだけがそのままボードに残り、エフェクターから剥がれる。
これでは固定方法としてあまりにも不十分ですよね・・・。
その都度でマジックテープを貼り替えるのも手間ですし面倒くさいと思います。
②粘着力が強いものを使用する場合
この場合は「エフェクターがベタベタになる、汚くなるのを覚悟する必要がある」というのがデメリットです。
粘着力が強いものを使用した場合、固定については問題ないレベルで固定できますが、
マジックテープを貼り付けたエフェクターからマジックテープを剥がすことが難しくなります。
たとえ剥がせたしてもベタベタになってしまう可能性が大きく、エフェクターの塗装が一緒に剥がれてしまう可能性も十分あります。
よくある対策方法ですが、市販の剥がれやすい両面テープの上に貼って回避する技を使っても無意味です。
確かにベタベタにはならないかもしれませんが、エフェクターとマジックテープの接着面の粘着力が低下するのですぐ剥がれます。
エフェクターも安い買い物ではないので大切に使いたいという人が多いんじゃないかと思います。
このような考えがある人がこの固定方法を無理に選択する必要はないでしょう。
剥がす予定がない、剥がした後のエフェクターの見た目は気にしない、音だけ出せればいい、売りに出す予定もない。
ということであればこの固定方法でもありかもしれませんが・・・。
③共通のデメリット
共通のデメリットとしては「エフェクター本体がゴム足やネジなどで浮いていると固定が困難」ということです。
エフェクター本体の設置面が浮いていると、マジックテープの面ファスナー部分(オス部・メス部)に隙間が空いてしまうため固定ができません。
それでもマジックテープで固定したい場合は、ゴム足やネジの高さまで何らかの手段で底上げをするか、ゴム足やネジを取り除くしかありません。
そのため、エフェクターを痛めやすく、汚くしてしまうリスクが高くなります。
しかも、エフェクターに加工しないといけないので手間がかかり間違いなく面倒くさいです。
そのため、このような場合にわざわざエフェクターに加工してまでマジックテープで固定する必要はないというのが個人的な考えです。
手間やリスクをとったのに、前項①や②のようなことが起きてしまうのです。
こんなの悲しすぎるじゃないですか。
2.マジックテープ固定のデメリット、メリットまとめ
【デメリット】
①固定力を確保するためには、エフェクターがベタベタになる、汚くなるのを覚悟する必要がある。
②エフェクターをベタベタにしたくない、となれば十分に固定できない。運搬中に配置が崩れる。
③新規エフェクターの導入時にその都度、貼付の手間がかかる。
④エフェクター本体がゴム足やネジなどで浮いていると固定が困難。
【メリット】
配置換えが楽・簡単・安い
という感じです。うーん。
自分はもう二度とマジックテープは使わないかな・・・。
3.マジックテープよりも優れた固定方法
さて、ここまで「マジックテープがおすすめできない」と説明してきたのには理由がありました。
マジックテープで固定するよりも優れた固定方法があるからです。
マジックテープで固定するよりも優れた固定方法、それは「ウレタンとゴム板」を使用する方法です。
よく見るウレタンだけを用いた方法ではありません。
この方法では「ウレタンの圧力 + ゴム板の摩擦力・弾力を利用し固定」します。
作成もウレタンを適量ボードの蓋に詰め込み、ゴム板をエフェクターボードに敷くだけで簡単にできます。
↓↓固定のイメージ↓↓
「マジックテープで固定する場合」と比べ、直接エフェクター本体に加工を必要としないので、エフェクターをありのままに持ち運ぶことができるようになります。
例え、BOSSのエフェクターでも加工無しでありのままに固定することが可能。
また、導入の都度マジックテープを貼り付ける手間もありませんし、固定力も高いので運搬時に崩れたりすることもない。
色々な大きさのエフェクターを簡単かつ自由に配置換え可能で固定力もあるという万能な固定方法です。
ということで、「ウレタンとゴム板」を使用する方法はとても多くのメリットがあり、おすすめです。
この固定方法の「メリット・デメリット、作り方」などの詳細についてはこちらを参考にしてください↓
4.総まとめ
色々と説明してきましたがこの記事で言いたいことは
「マジックテープ(ベルクロ)」で固定する方法はおすすめしません。
「ウレタンとゴム板」を使用する方法が非常におすすめ。
ということです。
エフェクターボード作成時の参考になればと思います。
今回はおわり
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